フルートスタンドの憂鬱 - フルート吹きの物思い
何故だろう。クラリネットスタンドは、オーケストラなどでBb管とA管を頻繁に持ち替える必要のある人はほとんど100%?使っている
べつに、持ち替えなくたっていい。
折りたたむとクラリネットのベルにすっぽり入ってしまうものもあって、これが使ってみるとなかなか便利である。
鉛筆などを落とした、鞄の中からなにかを出したい、長い小節の休みで眠くなった、アホな指揮者が重箱の隅をつついていて自分の出番がない、隣で演奏しているママの膝の上でぐずっている子供をあやす、などなど、膝の上に楽器をおいたままでもできないわけではないが、これを気にせずにできると意外に便利である機会ってたくさんある。
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ところが、フルートスタンドは誰も使わない。
持ち替えの必要がある場合、専用に椅子を用意するのが普通なようだ。自分もそうしている。
なかには自分の右手側に椅子がないと(不便だから?)嫌だ、という人もいた。二人で一つの椅子を共用すれば済むところを二人で二つの椅子を用意したことがある(二人で、座る分を含めて四つの椅子を使用)。 人それぞれ妙なこだわりがあるものなんだなぁ。
そういえば、一度だけステージ上でフルートスタンドを使ったことがある。舞台配置上、余分な椅子を置くスペースが無かったのである。私は何故かフルートスタンドをたくさん(といっても3個+ピッコロスタンド1)持っているが、それをはじめて実戦使用することになった。
予想通り、危なっかしくて見てられない。
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人が通ったり、ひな壇に何かの振動があるたびにひやひやする。
またピッコロは、かがまないと取れないので不便でもある。もう少し高い位置に固定されればいいのに。
フルートスタンドとクラリネットスタンド。構造はほぼ同じ。楽器の長さもほぼ同じ。なのに、フルートスタンドのこの不安定感はなんなんだろう。
クラリネットはベルが広がっているので、だいたいの方向で差し込めば、なにも気にしないでスタンドへのセッティングが終了する。
また、スタンドはテーパー状になっており、そこにテーパー状のベル部分がすぽっとはまる。そのために、横方向についてガタがなくなる。スタンドにセットされたクラリネットを少し押してみても、不安定な感じはしない。
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ところがフルートは、ほぼ円柱の楽器であり内径が細い。従ってスタンドへのセッティングはピンポイントの位置決め精度が必要で、それには細心の注意が要求される。
雑にスタンドへセットすることによって、楽器の内面にキズをつけてしまう心配もぬぐいきることができない。
頭部管と胴部管のようなガタなしの構造を取れるわけでなく、スタンドへセッティングしても必ず少なくないガタが残る。(ガタがないと差し込むことができない)
このため、不安定感が常につきまとっている。
確かめたわけではないが、クラリネットよりフルートの方が重心が高いのかもしれない。少なくとも視覚上は、クラリネットの方が安定感がある。下方が広がっているから。
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