一眼レフデジカメレンズ購入
2003年12月に EOS Kiss Digital(レンズキット)[以下 Kiss Digital]を購入、2006年9月に EOS Kiss Digital X、さらには2011年2月にEOS 60Dを買い増し、またこれまでレンズキットのレンズを含めて14本のレンズを使ってきました。
キヤノン一眼レフデジタルカメラ初心者が何を考え、どのようなレンズを選んできたのか、それについて書いてみました。
なお、ここでは EOS Kiss X5, X4, X50, EOS 60D, 7D と言った APS-C サイズと言われるデジタル一眼レフカメラ用のレンズ選びについて説明します。そのために主に APS-C サイズ専用のいわゆる「デジタル専用レンズ」を主にお薦めすることになります。従って同じデジタル一眼レフカメラでも 5D mark IIのようないわゆるフルサイズのデジタルカメラやフィルム一眼レフには使えないレンズを多くお薦めすることになってしまいます。この点にご注意ください。
また、今後ともデジタル専用レンズはラインナップが充実していき、ここで紹介しているものよりも便利なレンズがどんどん出てくるように思います。その点をご了承ください。
初めての一眼レフデジタルカメラとしてキヤノン EOS Kiss X5, X4, X50 や EOS 60D, 7D を選んだとして、それに適したレンズを考えてみました。今まで光学ズーム3〜10倍程度のコンパクトデジカメを使用していてここからステップアップし初めて一眼レフデジカメを、という想定です。なお説明文中の「焦点距離」は、特に断らない限り「レンズの仕様上の焦点距離」を示します。
ここに挙げたレンズは廉価版のものが多く、使用している内に不満が出てくることもあるかと思います。しかし撮影してみないことには何が不満なのかも分かりません。ですのでまずは広角〜望遠をいろいろと試してみて、よく使用する焦点距離を知ったり、どの辺りが不満なのかを感じていくのがよいと思います。不満がでてきたら、またこのページを見てみてください。
お薦めのレンズは、次の5種類からいずれか1組です。EOS Kiss X5 の新規購入をモデルケースとして考えます。
1はレンズ2本の合わせ技で、18から250mmの光学13.9倍ズームとなります。片方で18から55mmの3倍ズーム、もう片方で55から250mmの(18mmを基準にすれば)3倍〜13.9倍を担当します。手ぶれ補正つきです。キヤノン製という安心感があるとともに、Wズームキットで買うと価格の面で非常にお得です。
2はこれ1本で18から135mmの光学7.5倍ズーム。手ぶれ補正つきです。こちらもキヤノン製という安心感があります。
3はこれ1本で18から200mmの光学11倍ズーム。手ぶれ補正つきです。こちらもキヤノン製という安心感があります。
4はこれ1本で18から125mmの光学7倍ズーム。手ぶれ補正つきです。キヤノン製ではありませんが、倍率は低いものの、安いという大きなメリットがあります。
5はこれ1本で18から270mmの何と光学15倍ズーム。手ぶれ補正つきなのに、キヤノンの18-200mmよりも軽量です。キヤノン製ではありません。
あとはちょっと頑張って、標準ズームレンズにちょっと高いが性能の高いもの選ぶことも考えられます。
選択肢は大きく分けると、
- 高倍率ズーム1本
- 低倍率ズーム2本(Wズーム)
となります。ではどちらがよいのでしょうか。
次に、それぞれの特徴について書いてみます。
Wズームキットでお得に楽しむ
候補の第一は、キヤノン純正という安心感のあり、かつ手ぶれ補正レンズ2本を組み合わせる方法です。標準ズームと呼ばれるものが「Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II」200g, 24,700円。望遠ズームと呼ばれるものが「Canon EF-S 55-250mm F4-5.6 IS II」390g, 33,800円となります。両方合わせると6万円弱となります。
ところが、Wズームキットで購入するとボティ単体に比べての価格アップは21,000円と非常にお得になります。Kiss X4 レンズキットを購入した後に EF-S 55-250mm を購入する可能性があるのであれば、最初からWズームキットを検討する方がお得です。
メーカーを考慮から外した上で、高倍率ズームでは無く標準+望遠レンズを選ぶメリットは、次のものが考えられます。
- Wズームキットであれば、コストパフォーマンスが非常に高い。
- カメラに付けるレンズは標準か望遠かのどちらかであるため、手に持つカメラの重さが比較的軽くなる(使わない方はカバンに入れておくにしても、500mlペットボトルよりも軽いです)。
- 例えば「今日は望遠は撮らない」というときに、望遠側を置いていけば荷物が軽くなる。
- 後々レンズをグレードアップするときに、「標準レンズ側のみグレードアップ」「望遠レンズ側のみグレードアップ」という方法がやりやすい。
逆にデメリットは、
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- 標準域と望遠域とで、レンズを交換しなければならない。
- レンズをグレードアップした場合、元のレンズは大体使わなくなる。
でしょうか。
特に一眼レフを初めて使われる方にとってはレンズ交換はとても煩雑なものだと思います。そうは言っても Kiss X5 Wズームキットの価格は非常にお得で、これを見逃さない手はありません。
重さが許容できれば、個人的には最初の1本のお薦めは後で説明する高倍率ズームなのですが、Wズームキットよりも高くつきます。価格の面からの候補はこのWズームキットです。
手軽にレンズ一本で楽しんでみよう
候補の2−5は「高倍率ズーム」と呼ばれているレンズです。最大の利点は、これ1本で広角18mm〜望遠200mmの11倍ズームや18mm〜望遠270mmの15倍ズーム、もしくは比較的軽量・安価な18〜125mmの7倍ズームを手に入れられることです。
屋外で使用することが多いのであれば、これ1本で十分まかなえます。一眼レフカメラは初めてなのでいろいろ撮って試したい、という場合には最も適したレンズと思います。また、後々高価なレンズを買ったとしても、旅行など荷物を減らしたい場合にはこのレンズを選ぶこともあるので、あってソンは無いでしょう。
これを購入する場合カメラ本体は「ボディのみ」(リンク先は Kiss X5)がよいかと思います。
まずお薦めは、
でしょうか。
なお私が購入したレンズは、「SIGMA 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM」です。7倍ズームとここで紹介している他のレンズに比べれば倍率は低いですが、490gと比較的軽量で3万円強の価格設定です。望遠側は125mmですが普通に使う分には十分と思います。また手ぶれ補正つきで、望遠側を使うときにも便利です。発売日に購入しました。
比較的安価で性能の高い標準ズームレンズ
いわゆる標準ズームレンズと呼ばれる 18(もしくは17)〜50(もしくは70)mm 程度のズームレンズのカテゴリでは、比較的安価で良いレンズがレンズメーカーから発売されています。予算を頑張ってこのあたりのレンズを購入すると、後々不満を感じて買い換え、ということが少ないかもしれません。また高倍率ズームレンズとの併用もおもしろそうです。ということで、このあたりのレンズを紹介します。
この辺りのズームレンズは比較的コンパクトで写りもよく、常用するのにちょうどいい程度です。また高倍率ズームレンズよりも「明るい」(開放F値が小さい)ので、最初から「部屋の中でペットや子どもを撮ることが多い」という場合にも向いています。
このカテゴリでまずお薦めするのは、TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR DiII VCです。37,800円、570gです。焦点距離は 17-50mm と3倍ズーム程度なのですがどの焦点域でも F2.8 と明るく(開放F値が小さく)、明るさの点ではこちらが上です。明るいレンズではシャッター速度を速くすることができるので、被写体ブレ・手ブレに効きます。さらに手ブレ補正つきです。
SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO OS HSM、41,800円、535gもお薦めできます。このレンズでまかなえる焦点距離は 17-70mm と4倍ズーム程度で比較的明るく(開放F値が小さい。17mm 側で F2.8。ただし望遠側になるに段階的につれて暗くなり 70mm 側では F4.5)、手ブレ補正もあり、普段使いには便利なレンズと思います。
これと似たカテゴリのレンズで、EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMというものもあります。78,800円、575g とキヤノン製であることもあり高いです。上のシグマ 17-70mm と比べると暗い(開放F値が大きい)ですが、15mmから85mmと焦点距離が広く、便利そうです。
どちらがお薦めなのかは難しいところですが、初めて購入するレンズであれば SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO OS HSM がまかなえる焦点距離と価格との関係では、よいように思います。
このカテゴリのレンズは高倍率ズームレンズの次の2本目としてもおもしろいです。この場合の1番のお薦めは、より明るい(開放F値の小さい)TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR DiII VCです。
1本目がこれら性能の高い標準ズームレンズであれば、どちらを購入するにしても3〜5倍程度のズームなので、望遠側が不足します。望遠側を必要とする場合には別のレンズが必要です。組み合わせるには上で説明した高倍率ズームレンズはもちろん、この他にもう1つの選択肢として、望遠ズームレンズというものもあります。
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性能の高い標準ズームと組み合わせる望遠ズームレンズ
上で挙げた「性能の高い標準ズームレンズ」との組み合わせに高倍率ズームレンズでは無く、望遠ズームレンズを組み合わせることも考えられます。その理由の1つに、望遠ズームレンズでは 70-300mm と高倍率ズームレンズを超える焦点距離を比較的安価に得られることがあります。1つの候補は「TAMRON SP AF70-300mmF4-5.6 Di VC USD」(37,800円, 765g) もしくは「SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG OS」(35,800円, 610g)です。これらのズームは〜300mmなので、例えば 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO OS HSMと組み合わせると2本合わせてですが17倍ズームになり、いろいろと楽しめそうです。手ブレ補正ももちろんあります。
これらの望遠ズームと比較するとちょっと倍率が落ちますが、上で紹介した「Canon EF-S 55-250mm F4-5.6 IS II」(390g, 33,800円)も選択肢としては有力です。キヤノン製という安心感と手ブレ補正が魅力です。ただし Kiss X5 にこのレンズを組み合わせるのであれば、上で説明したWズームキットと比べる必要があります。
「EF 70-300mm F4-5.6 IS USM」(630g, 67,300円)というレンズがあります(似たような名前のレンズがもう2本キヤノンにはありますが、値段に注意してください)。キヤノン純正という安心感が魅力ですが高いです。
まとめ
ここまでで、とりあえず一通り写真を楽しむためのレンズは揃うものと思います。とにかくこれで写真を多く撮ってみてください。
その中で、もしかしたら不満が出てくるかもしれません。例えば「もっと広い範囲が撮りたい」「室内で撮るとブレやすいんだけど」「望遠で撮るとブレやすいんだけど」「これでも望遠側が足りない」「草花や昆虫を大きく撮りたい」「もっと背景をボカして被写体を浮き立たせたい」「レンズの描写力に限界を見てしまった」などなど・・・
もしそんなことがあったときには、ここから下に記載した内容をご参照いただければと思います。
ちなみに、個人的に Kiss X5, X50, X4 や EOS 60D, 50D, 7D と言った APS-C サイズのデジタルカメラに画質重視で最適なレンズを選ぶとすれば、
- EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
- EF-S 17-55mm F2.8 IS USM
- EF 70-200mm F4L IS USM
これでは重い、小型軽量がよい、ということであれば、
- EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
- EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II
- EF-S 55-250mm F4-5.6 IS II
レンズ交換が面倒だ、ということであれば、
- EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
- TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD
を基本とし、30mm 程度の焦点距離の明るい単焦点レンズと、花などを撮るのであれば60mm 程度のマクロレンズがあれば、おおよそのシーンに満足のいく対応ができると思います。
自己紹介代わりに保有レンズの紹介ページを作成したので、ご覧ください。
レンズキット付属の EF-S18-55mm を表にしてみました。これからの説明は、この表に従って行います。用語などが不明な場合は、レンズの説明をご参照ください。
- メーカ
- レンズのメーカ名です。Canon、SIGMA、TAMRON などがあります。
- 名称
- レンズの名称です。開放F値を含みます。
- 焦点距離換算
- Kiss X4, X5 や 60D, 7D で使用した場合の、35ミリフィルム一眼レフカメラを基準にしたときの換算焦点距離で、レンズ数値の1.6倍です。値が小さいほど広い範囲が写り、大きいほど遠くのものが大きく写ります。
- 実売価格
- マップカメラなどでの販売価格です。安いに越したことはありませんが、一般的に高い方が性能が高いです。
- 重量
- 重さです。軽いに越したことはありませんが、一般的に重い方が性能が高いです。
- APS-C
- APS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラの専用レンズである場合に○になります。○のあるレンズは、10D(EF-S レンズを除く), 20D, 30D, 40D, 50D, 60D, 7D, Kiss Digital, Kiss Digital N, Kiss Digital X, Kiss X2, Kiss F, Kiss X3, X4, X5, X50 にしか使えませんが、逆にこれらのカメラに最適化されているため、小型・軽量です。
まず見るべきレンズの仕様は、
- 焦点距離
- 重量
- 開放F値
- 価格
- APS-C 専用かどうか
と思います。用語に詳細ついてはレンズの説明をご参照ください。
ここでは、初めに紹介しました 18-125mm/18-135mm/18-200mm/18-270mm の高倍率ズームレンズを再度紹介します。これは 35mm フィルムカメラ換算 29-320mm(18-200mmの場合) 程度であり、とても使い勝手のよいレンズです。Kiss X5, X50 を購入する場合、同時に 18-125mm/18-200mm/18-270mm を購入するつもりがあるのなら、カメラ側は本体のみでもよいかもしれません。
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個人的には、とりあえずこのレンズを購入してしばらく撮影し、それから次のレンズを考えるのがよいだろう、と思います。ただし一点気をつけないといけないのは重さです。手ぶれ補正つきの高倍率ズームレンズは比較的重いので、これ1本でよいか、それともWズームキットのように焦点域ごとに2本に分けて1本当たりの重さを軽くするか、どちらかを選ぶ必要があります。
標準ズームを強化しても望遠ズームを強化しても、このレンズと焦点域がかぶってしまうという問題はあります。ただ1本で非常に広い範囲の焦点距離をカバーできるレンズは、レンズ交換をする暇が無いときや、荷物を少なくしたいときにとても有用です。
詳しくは、高倍率ズームレンズについてをご参照ください。
この中で購入したレンズは、AF 18-200mm F/3.5-6.3 XR DiII LD Aspherical [IF] Macro および 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM です。18-125mm が現役です。保有レンズの紹介ページもご参照ください。
次に、コンパクトデジカメでは体験のできない、超広角をお薦めします。
最近はコンパクトデジカメでも「広角ズーム」を売りにしているモデルもありますが、これはおおよそ広角側24mm(35mmフィルム換算)程度です。ここでお薦めするレンズは、広角側16mmや18mm(35mmフィルム換算)と言った「超広角ズームレンズ」です。
超広角ズームレンズは何がいいのかと言いますと、
- 後ろに下がれないような室内でも広い範囲を撮影することができる。
- 風景を撮る場合には、目の前の広がりもを表すことができる。
- 広角特有の、強い遠近感を活かした写真を撮ることができる。
などが挙げられます。もっとも、わたしもまだ広い範囲を撮るくらいにしか使ったことはないのですが、それだけでも超広角ズームレンズというのは便利です。
詳しくは、超広角ズームレンズについてをご参照ください。
この中で購入したレンズは、EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM です。保有レンズの紹介ページもご参照ください。
Kiss X5 のキットレンズ EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS IIは広角28mm相当から使える手ブレ補正つきの便利な標準ズームですが、開放F値が広角側3.5、望遠側5.6とそれほど明るくありません。薄暗い場所では途端にシャッター速度が遅くなり、ISO 感度を上げようにも限りがあるので、ぶれた写真(特に、被写体ぶれ)を量産してしまいます。
屋内、例えば結婚式場での撮影には、明るいレンズが欲しいところです。特に結婚式の撮影のときには画質を重視したい場合があり、ISO 感度を上げづらいことがあります。ここで紹介するのはそのような目的を満たすためのレンズです。実際わたしは友人の結婚式撮影用に購入しようとしたのですが、その頃にはこのカテゴリのレンズが無く、TAMRON の 28-75mm F/2.8 で代用しました。写りはよく満足できたものの 28mm〜では Kiss に使うにはちょっと広角側が弱く苦労しました。
詳しくは、明るい標準ズームレンズについてをご参照ください。
この中で購入したレンズは、EF-S 17-55mm F2.8 IS USM です。保有レンズの紹介ページもご参照ください。
スナップ写真を撮るような用途でカメラを使っていると、18-200mm のような高倍率ズームレンズでは明るさが不足していて手ぶれが心配になることがあります。かと言って 17-50mm のような明るい標準ズームレンズでは望遠側がちょっと不足しそうです。ということで、18mm から始まり 70mm 程度まででよいので、手ぶれしづらいレンズが欲しくなる場合があります。
ここで紹介する「便利な標準ズーム」はそのような場合に使いたいレンズです。
詳しくは、便利な標準ズームレンズについてをご参照ください。
望遠ズームは人気のカテゴリで、安価なものから非常に高価なものまで様々あります。ここでは、高倍率ズームレンズ 18-270mm と比較して明らかに購入してメリットのありそうなレンズを挙げてみました。
撮る目的がはっきりしていて、その目的のために望遠が有用である場合、高倍率ズームレンズのメリットはなくなってしまいます。高倍率ズームレンズは広角から望遠まで1本で幅広く対応できるのが最大の特徴であり、望遠しか使うことが無いのであればこのメリットが活かせないのです。
望遠しか使わないのであれば、逆に高倍率ズームレンズ 18-270mm のデメリットが目立ってきます。
- 望遠側が270mmまで
- → もう少し望遠側が欲しいこともある
- 望遠側開放F値が6.3と暗い
- → 手ぶれしやすい
- 描写力はそこそこ
- → もっと描写力の高いレンズが欲しい
が挙げられます。
詳しくは、望遠ズームレンズについてをご参照ください。
この中で購入したレンズは、EF 70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM および EF 70-200mm F4L IS USM です。保有レンズの紹介ページもご参照ください。
花などの植物、昆虫、小物などを大きく撮ろうとしたときに、マクロレンズが必要となります。このレンズの特徴は、被写体に近づいて大きく撮影できることです。
焦点距離の違いは、「どこまで近づくと最大で撮れるか」ということにつながります。これより近づくとピントが合いません。この「どこまで近づけるか」を示す仕様が「最短撮影距離」になります。この最短撮影距離ですが、撮影対象とカメラに内蔵される撮像素子(CMOSセンサ)の最短距離を示すものであり、撮影対象とレンズ先端の最短距離を示すものではありません(こちらはワーキングディスタンスと言います)。ご注意ください。
ここで紹介したレンズは全て、最大で撮影した場合に撮像素子(CMOSセンサ)上に実物と同じ大きさで対象物が写ります。X5 の撮像素子は22.3×14.9mmですから、これよりも大きなものははみ出してしまうくらいに、大きく撮ることができます。
詳しくは、マクロレンズについてをご参照ください。
この中で購入したレンズは、EF-S 60mm F2.8 マクロ USM です。保有レンズの紹介ページもご参照ください。
一眼レフカメラには、「単焦点レンズ」と呼ばれるレンズがあります。これは 50mm や 35mm のように、焦点距離が決まっているレンズです。
今はコンパクトデジカメでも3倍や10倍ズームが当然で、それから考えると極めて不便なレンズです。ではなぜこのレンズをお薦めするかと言うと、次のような魅力があるからです。
- 明るい。F1.4, F1.8, F2 などの開放F値を持ちます。これにより速いシャッタースピードを使えるため、初心者には手ぶれが起きづらいという利点があります。また背景などのボケの効果を狙うには明るいレンズの方が向いています。
- 軽い。明るさの割に軽いです。例えば Canon EF 50mm F1.8II は 130g です。軽いというのはレンズの重要な性能のうちの1つだと思います。
- 描写力が高い。一般的に単焦点レンズはズームレンズよりも画質が高いと言われています(ただ最近のズームレンズは画質が高く、一概に単焦点レンズの方がいい、とは言えないとも言われています)。
詳しくは、単焦点レンズについてをご参照ください。
この中で購入したレンズは、EF 35mm F2、EF 50mm F1.8 II、EF 135mm F2L USM です。保有レンズの紹介ページもご参照ください。
ここで紹介するレンズは、5D や 1Ds では「明るい標準ズームレンズ」となるレンズです。Kiss X5, X50, X4 や 60D, 7D では焦点距離が×1.6相当になるため、「明るい中望遠ズームレンズ」となってしまいます。
それが欠点かというとそうでもありません。「明るい標準ズームレンズ」の望遠側、換算88mmの焦点距離では、望遠側が足りないと思うことがあります。その点、このカテゴリのレンズは換算100mm程度で「便利な標準ズームレンズ」と同等であり、望遠側は比較的使いよいのです。
逆に広角側は TAMRON 28-75mm で換算 45mm と、ちょっと望遠側によりすぎています。SIGMA の 24-60mm や 24-70mm であれば広角側は 38mm 相当となり、広角のちょっと弱いコンパクトデジカメ並の焦点距離と同等なので比較的使いよいかもしれません。
ただ 28-75mm でも、あまり広角側を使わないような場合、例えば公園をぶらぶらしながら花などを撮るような場合には、とても使い勝手のよいレンズになります。
詳しくは、明るい中望遠レンズについてをご参照ください。
この中で購入したレンズは、SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD ASPHERICAL [IF] MACRO です。保有レンズの紹介ページもご参照ください。
ここで紹介するレンズは、400mm 以上の焦点距離を持つ超望遠ズームです。さらに Kiss X5, X50, X4 や 60D, 7D では 400mm の焦点距離でも 640mm 相当の超望遠になります。
これらのレンズは、例えば野鳥撮影などに威力を発揮します。野球場での撮影などにも使えそうです。わたしは幸いにも野鳥撮影にははまっていないので、まだまだこれらレンズのお世話になることは先になるかと思っています。
詳しくは、超望遠ズームレンズについてをご参照ください。
レンズの仕様説明をご参照ください。
トリミングズームをご参照ください。
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